日吉桜( 日吉大社入口にて撮影 )
日吉桜(ひよしざくら)は、ヤマザクラの一種で、
一輪に30枚ほどの花びらがつきます。日吉大社が発祥の地とされ、古文書には「地主桜」「地主権現の桜」とあり、地主権現すなわち東本宮に縁の深い御神木で、東本宮楼門の南西にあったと言われています。
滋賀院の「絹本着色日吉山王宮曼陀羅図」には桜が咲く日吉大社が描かれています。また、平安時代末期には、歌人の西行が歌に詠んだとされています。
「七重八重
七つの社に手向けても
尚余りある八重桜かな」
また、京都の造園家であり、桜守として有名な、佐野藤右衛門さんが名づけ親です。(リンク集⇒植藤造園へ)
図鑑にも「日吉大社に原木がある」と記載されています。しかし、実際は20年ほど前に最後の一本が枯れてしまいました。そこで、日吉大社自然観察倶楽部と共に、日吉桜の会も立ち上げ、日吉大社に日吉桜を復活させようと活動したのが始まりです。
14年2月2日、ついに、日吉桜を植えました。その 場所は、日吉大社の鳥居をくぐってすぐ右側です。
20年ぶりに日吉の桜が帰ってきました。 坂本の観光名所・ふるさとの木として育てていきたいです。ぜひ、実物をご覧ください。
植樹の様子が新聞にも掲載されました。
(京都・読売・産経新聞2月3日号)
次の活動として、日吉桜を学校に植えます。
日吉サミット(日吉ブロック)という日吉学区の小学校・中学校で子供たちの成長を見守る団体に日吉桜を贈呈することになりました。子供たちを見守る桜となります。
現在、日吉大社の境内の他に、
坂本小・日吉台小・雄琴小・比叡山中・日吉中
に日吉桜を植えました。
また、枝垂れ桜で有名な京都の聖護院さまにも
日吉桜を植えて頂きました。
※ サポーター募集中です。作業のお手伝い・
募金などの支援を皆様から賜りたいです。
一緒に桜を咲かせましょう。